
「早く寝なさい!」「明日起きられないよ!」
毎晩、お子さんと格闘しているママさん、本当にお疲れ様です。
夜、なかなか寝てくれないわが子を前に焦る気持ち、わかります。でも、実はアプローチを少し変えるだけで、その悩みはスルッと解決するかもしれません。
今日は、我が家で実践してきた「早寝早起き」ではなく「早起き早寝」のススメをお話しします。
1. 結論:まずは「起きる時間」を固定する
多くのママが「早く寝かせること」をゴールにしがちですが、実は一番大切なのは「何時に起きるか」です。
朝起きる時間が遅くなると、昼寝がズレ込み、結果として夜の就寝時間が遅くなる……という悪循環に陥ります。
「早く寝かさなきゃ!」と焦る前に、まずは明日の朝、決まった時間にカーテンを開けることから始めてみませんか?
2. なぜ「朝の活動」が夜の眠りを作るのか?(仕組みの解説)
「朝早く起きる」ことが、なぜ夜の快眠に繋がるのか。そこには体の中の「3つのスイッチ」が関係しています。
① ホルモンの「バトンリレー」
朝、光を浴びて活動すると、脳内に「セロトニン(幸せホルモン)」が作られます。これが日中の元気の源です。
実はこのセロトニン、14〜16時間経つと、眠りのホルモン「メラトニン」に変身します。
- 朝6時に起きる = 夜20時に眠くなるバトンが渡されるという仕組みです。朝早く起きないと、このバトンが届かないんですね。
② 自律神経の「ON/OFFスイッチ」
朝、決まった時間に起きることで、体は「活動モード(交感神経)」に切り替わります。朝からしっかり活動してこのスイッチを「ON」に振り切ることで、夜には反動で「リラックスモード(副交感神経)」へスムーズに切り替わり、深い眠りに入れます。
③ 胃腸の「目覚まし時計」
朝日を浴びて体が目覚めると、自律神経を介して胃腸も動き出します。朝からしっかりお腹が空き、しっかり食べる。この「消化のエネルギー」を使うことも、心地よい疲労感に繋がり、夜の熟睡を助けてくれます。
3. 子どもに必要な睡眠時間の目安
最新のガイドラインによると、理想の合計睡眠時間は以下の通りです。
| 年齢 | 理想的な合計睡眠時間(昼寝含む) |
| 1歳未満 | 12〜16時間 |
| 1〜2歳 | 11〜14時間 |
| 3〜5歳 | 10〜13時間 |
| 小学生 | 9〜12時間 |
これを見ると、「意外とたくさん寝かさなきゃいけないんだな」と感じるかもしれませんね。
4. スケジュールの例(6:30起床の場合)
朝 6:30 に起きると決めた場合、理想の就寝イメージはこうなります。
- 6ヶ月〜1歳(昼寝2時間以上): 20:00 就寝
- 1〜2歳(昼寝1時間): 20:30 就寝
- 3歳以降(昼寝なし): 20:30 就寝
- 小学生: 21:00〜21:30 就寝
ポイントは、就寝時間の15〜30分前にお布団に入ること。「布団に入る時間 = 眠りにつく時間」ではないので、余裕を持って寝室に連れて行ってください。
5. 「早起き早寝」がもたらす最高のメリット
- 体が丈夫になる!わが家ではこのリズムを徹底してきました。その結果、中3の長男は小学校から今まで病欠はわずか1回。しっかり寝ることは、免疫力を高めてくれます。
- ママの「自分時間」が確保できる!夜20:30に子どもが寝てくれたら、ママの自由時間が確保できます。ドラマを観るもよし、趣味の時間にあてるのもよし。ママの睡眠もたっぷり確保できるので、翌朝のイライラが激減しますよ。
今日からできるヒント
お休みの日にお出かけする場合は、移動中の車内で昼寝を済ませるなど、時間を微調整するのがコツです。
子どもが起きている時間は思いっきり元気に活動できるように、私たち親が「リズムの土台」を作ってあげましょう。
まずは明日、「おはよー!」とカーテンを開ける時間を一定にすることから、一緒に始めてみませんか?

