
我が家のルールと、保育の現場で感じること
スマホやゲームと子どもの関係は、
今の子育てで避けて通れないテーマの一つです。
「デジタルネイティブの時代だから、
子どもは小さい頃から触れていた方がいい」
という意見もよく聞きます。
確かにその考え方も理解できます。
これからの社会はAIやデジタルと切り離せません。
ただ、私は個人的には
幼少期は基本的に触らせないほうが良い
というスタンスです。
今日はその理由を、
研究で言われていることと、
我が家の実体験、
そして保育の現場で感じていることを合わせて書いてみます。
子どものスマホ利用はかなり長時間になっている
まず現状として、
子どものデジタル利用時間はかなり長くなっています。
政府の調査では
高校生の平日のネット利用時間は
平均6時間以上というデータもあり、
ネット依存が疑われる中高生は
**12〜16%(約93万人)**と推計されています。
さらに研究では、
スマホ依存には
- ゲーム
- 動画
- SNS
それぞれ異なる心理的要因が関係していることも示されています。
つまり、
スマホはただの道具ではなく
「習慣」や「行動」に強く関わるもの
だということです。
我が家のスタンス
我が家では、
デジタル機器について夫婦でかなり話し合いました。
その結果、
子どもたちには小さい頃から
「スマホ・テレビ・ゲームは全部お父さんのもの」
というルールを徹底しています。
つまり
- 自分のものではない
- 親が管理するもの
- 使えるのは親のルールの中だけ
という前提です。
自分で稼いで
自分で買えるようになるまでは
これは絶対、という感じです。
だから
スマホやゲームの時間制限も
親が管理するのが当たり前
という形で育ててきました。
長男のケース
長男の場合、
卒園して小学校に入る直前の3月から
「毎日必ず学習時間を取る」
という習慣を徹底していました。
一方で、
ゲームやスマホについては
そこまで厳しくはなく
- ゲーム
- 小5くらいからYouTube
なども、時間制限の中で
日常的に触れていました。
学習面については
特に大きな問題もなく、
現在まで来ています。
ただ、
受験期に入ったときに
一つ感じたことがありました。
「触りたい」という欲求
受験期は当然ですが
勉強時間を最大化しないといけない時期です。
でも、そんな時期でも
「ちょっと触りたい」
という欲求がどうしても出てしまう。
もちろん大きな問題ではありませんでしたが、
多少なりとも
勉強への集中を削っていた部分はあった
と感じています。
症状の大小はあると思いますが、
今振り返ると
いわゆる
軽いスマホ依存の状態
はあったのかなと思います。
その反省から、下の子は方針を変えました
その経験もあって、
下の子は少し方針を変えました。
現在小2ですが
- スマホ
- YouTube
- ゲーム
は基本的に禁止。
親と一緒に見るものだけOK
という形にしています。
これは正解かどうかは
まだ分かりません。
ただ少なくとも
無制限に与えることが
デジタルネイティブの子どもに本当に必要なのか?
という疑問は
ずっと持っています。
保育の現場で感じるもう一つの変化
もう一つ、
保育の現場で長く子どもを見てきて
気になることがあります。
それは
「遊ぶのが上手じゃない子」が増えている
ということです。
例えば
紙と鉛筆を渡して
「自由に遊んでいいよ」
と言っても
何をしていいかわからない。
すぐに
「つまらない」
となる。
与えられた遊びは得意
一方で、
例えば最近よくある
- 壁に投影された映像にボールを当てるゲーム
- 砂場を掘ると映像で川が流れる遊び
こういった
デジタルで用意された遊び
は、とても上手に遊びます。
つまり
遊びが“与えられている”状態では楽しめる。
でも
- 段ボール
- 紙
- ペン
- 積み木
のような
自由に発想する遊びになると
急に困ってしまう
そんな場面を
見ることが増えた気がしています。
デジタルの怖さはここかもしれない
これはまだ研究で完全に説明されているわけではありませんが、
専門家の中には
スマホ依存が子どもの発達に
「発達の空白」を生む可能性
を指摘する声もあります。
幼児期〜学童期は
- 想像する
- 試す
- 失敗する
- 作り出す
という経験を通して
脳の前頭前野が発達する時期です。
もし遊びが
すべて完成された形で与えられると
自分で考えて遊ぶ経験が減る
可能性もあります。
私はここが
デジタルの一番怖いところではないかと
感じています。
だからこそ「親の管理」は必要だと思う
スマホやゲームは
とても便利で、
楽しく、
魅力的なものです。
だからこそ
子どもに任せきりにするのではなく
親が管理すること
が大事だと思っています。
デジタルネイティブの時代だからこそ、
無制限に与えるのではなく
付き合い方を大人が作ること。
それが
子どもの成長を守ることにも
つながるのではないかと
私は感じています。
あり先生

