
愛情の表れでも、叱らなきゃいけない場面はある
前回のブログで、
「ママにだけイヤイヤするのは、信頼の証」というお話を書きました。
でも、
だからといって
何でも許していいわけではありません。
・危ないこと
・人を傷つけること
・強い言葉や乱暴な言葉
こういう場面では、
ちゃんと止めて、伝えることが必要です。
「甘やかす」と「甘えさせる」は別もの
全部やってあげるのは「甘やかし」。
一部を任せるのが「甘えさせる」。
たとえば――
「ママ、かばん持って!」
「じゃあ、水筒はママが持つね。
かばんは自分で持てるかな?」
全部NOにしない。
でも、全部OKにもしない。
「靴はかせて!」
「右はママが履かせるね。
左は自分でできそう?」
できるところは残す。
困っているところは手伝う。
強い言葉を使ったとき、どう伝える?
年中・年長さんになると、
どこで覚えたの?と思うような言葉を
口にすることがあります。
ここで大切なのは、
「いけない!」と止めるだけで終わらせないこと。
園と家では、伝わりやすさが違う
園の集団の中では
・周りにお友達がいる
・先生がいる
この環境があるから、
「お友達に言われたらどう思う?」
が伝わりやすい。
でも、
家での親子2人の関係では、
それがピンとこないことも多いんです。
親はこどもに汚い言葉で罵ることなんてしないから。
特に年少くらいまでは、
「自分が言われたらどう思う?」
という想像が、まだ難しい時期。
1対1のときは、ママの気持ちをそのまま伝える
そんなときは、
遠回しにせず、ママ自身の気持ちを伝えるほうが届きやすいです。
「その言葉、
お母さんは悲しくなったな」
「きつく聞こえて、
お母さんはちょっと苦しくなった」
責める言い方ではなく、
事実として淡々と。
その言葉の「意味」を聞いてみるのも一つの方法
もう一つ、効果的なのが
その言葉の意味を聞いてみること。
たとえば、
「ばか」「きらい」「いなくなって」など
強めの言葉を使ったとき。
「それって、どういう意味?」
「なんでそう言ったの?」
すぐに答えが返ってこなくても大丈夫。
「なんで?」
「どうしてそう思ったの?」
と、何度か聞いてみる。
「めんどくさい言葉」だと気づく経験
質問されるうちに、子どもは
・これは軽く使う言葉じゃなさそう
・ちゃんと考えないと答えられない
・使うと話が長くなる
そんなふうに、
“扱いが難しい言葉”だと感じるようになります。
感情的に叱るより、
ずっと伝わることも多いです。
注意するときは、反応しすぎない
ふざけて
・叩く
・引っ張る
・しつこく絡む
そんなときは、
怒った反応を返さないほうがいい場面もあります。
無表情で、短く。
「痛いから、やめて」
子どもは
反応が大きいほど
「遊び」「楽しい」と感じてしまうことがあります。
反応しない=楽しくない
それが一番伝わることも。
使ってほしい言葉は、先にママが使う
「ありがとう」
「助かったよ」
これらは
教えるものではなく、見せるもの。
ごっこ遊びで
「どうぞ」と渡されたら、
全力で「ありがとう」。
待ってもらえたら、
「待っててくれてありがとう。
お母さん助かったよ。」
最後に
ママにだけ強く出るのは、
安心しているから。
でも、
安心できる関係だからこそ、
伝えること、止めることができます。
叱ることは、
愛情が足りないからではありません。
信頼があるからこそできる関わりです。
あり先生

