「あいさつ」でつくる、子どもの“切り替えスイッチ”〜新入園・新生活に親ができること〜

こんにちは。
親子カフェ「OYAKO CAFE MINI」のあり先生です。
お店と保育園、二つの現場で子どもと関わる現役保育士です。
プライベートでは二児の母として、日々子育てにも向き合っています。


今回は、「あいさつ」で生活に区切りを作ろうというお話です。

4月。新入園・進級の季節。
新しい環境の中で、子どもたちは毎日たくさんの刺激を受けています。

この時期は
・行きしぶり
・帰りしぶり
・おうちでの甘え

といった姿が出やすい時期でもあります。

でもこれは、
新しい環境でがんばっているサインでもあります。


■ 子どもにとって大切なのは「区切り」

新しい生活に慣れていくために大切なのは、
生活の中での“区切り”がわかることです。

・ここから園の時間
・ここで園が終わる

この感覚が少しずつ身についてくると、
子どもの気持ちも安定しやすくなります。


■ 「あいさつ」はわかりやすいスイッチ

その区切りをつくるのに、いちばん身近なのが「あいさつ」です。

朝の「おはようございます」
帰りの「さようなら」

このやりとりが

👉 園が始まる合図
👉 園が終わる合図

となり、子どもにとっての切り替えスイッチになります。


■ 帰りの時間は、いちばん揺れる

特に帰りの時間は

・まだ遊びたい
・ママに会えて甘えたい
・疲れている

いろんな気持ちが重なりやすく、
どうしても“グダグダ”しやすい時間です。

つい
「もう少し遊んでから帰ろうか」
「挨拶しないまま帰っちゃった」

となることもありますよね。


■ 「さようなら」で気持ちに区切りを

そんな時こそ、

一度立ち止まって、先生に“さようなら”をする

この流れを大切にしてみてください。

・遊びを止める
・先生を見る
・あいさつをする

この一連の行動が

👉 気持ちを切り替える
👉 自分の中で折り合いをつける

という経験につながっていきます。


■ 小さな積み重ねが力になる

こうした「切り替える力」や「気持ちを整える力」は、
心理学では自己調整力などと呼ばれ、
いわゆる非認知能力の土台になる部分です。

これらの力は、特別なトレーニングで一気に身につくものではなく、

👉 日々の生活の中で
👉 大人との関わりの中で

少しずつ育っていくと考えられています。

だからこそ、

あいさつで区切る
このシンプルな習慣が、あとからじわっと効いてきます。


■ 完璧じゃなくて大丈夫

毎回うまくできなくても大丈夫です。

できた日が少しずつ増えていけば、それで十分。

新生活でがんばっている子どもたちに、
わかりやすい“区切り”をプレゼントしてあげてくださいね。

あり先生